○真成の戦績
11月1日から6日間メキシコで開催されたエンデューロのオリンピックと言ってもいい国別対抗の競技会に出場しました。シルバーメタルトロフィーチームで出場し、E2クラスでシルバーメダル獲得!
○幸仁の戦績
エンデューロインターナショナルAクラス全日本ランキング5位でした。
「エンデューロ」てなに?
「ファイナルクロス」
エンデューロは土曜/日曜の2日間にわたって開かれます。日曜日の最後に「ファイナルクロス」があります。エンデューロライダーたちはこの2日目、日曜日に開催されるファイナルクロスを目指して、美味い物も我慢して、土日を空けるために仕事・家庭サービスに邁進し、全てをこの時にかけて、日々、頑張ってきます。
また、エンデューロライダーはマシンのメンテナンスも自分でやらなければなりません。もちろんマシンが途中で壊れてしまったらそこでリタイア。最後まで失格、ないしリタイアしないで「ファイナルクロス」に生き残り、大勢の観客を前にモトクロスレース会場でレースに出場できることが彼(彼女)らの大変な栄誉です。ライダーたちは全てをここにかけて目指してきます。
エンデューロの歴史
日本では、日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)が2005年から公式戦を始めました。まだ歴史の浅い競技です。一言で言えば、自然のなかに設定されたルートで、モーターサイクルとライダーの技術、耐久性を競う競技です。まだ、プロのエンデューロライダーはいません。
エンデューロのルール
日本国内で開催されているエンデューロ競技会は、2007年からスタートした全日本クラスではFIMのエンデューロ規則に則ったオンタイム方式を採用し、MFJエンデューロ規則を制定しています。
エンデューロでは、選手全員が初めて走るコースを使用します。事前の練習は出来ません。また、モトクロスが選手全員が同時にスタートし、その順位で結果を決定するのに対し、エンデューロではライダー1人1人が別々にスタートし、タイムを計測、そのタイム結果で順位を決定します。
オンタイム制エンデューロは、全長数10kmのコースを主催者が決定した指定時間で走ることが義務づけられた方式です。具体的には、コースのスタート、中間地点、そしてゴールにチェックポイント(タイムチェック・以下TC)が設けられ、選手は各TCでタイムチェックカードを計測員に提出します。この各チェックポイントへの到着が指定時刻を超えてしまった場合(遅着)は1分単位でペナルティがつきます。また、各TCには指定時刻より早く着いてもよいのですが、その場合は指定時刻までTC の前で待ち、指定時刻が来てからTCを通過します。もし、指定時刻よりも前にTCを通過(早着)するとペナルティが付加されます(あるいは失格となります)。
順位の決定は次のとおりです。コースのなかに数カ所、テストが設定されます。このテスト区間には入り口と出口があり、ここで通過タイムを計測します。このタイムの合計で順位が決定します。上記の各TCで指定時刻通りに走っていない場合はそのペナルティが各タイムの合計に加算されます。
エンデューロ、マシンと人、そして自然が一体のスポーツ
エンデューロは、ただ、がむしゃらに早く走ればいいわけではなく、まさに、人とマシンと自然が一体となった総合的なスポーツです。